ラジコンのドリフト方法
実車に出来て縮尺模型であるラジコン自動車に出来ないことは、「人間が乗ること」だけだという話があります。つまり、実車に出来ることはラジコン自動車も努力と改造・工作でほとんど実現できるのです。
ドリフト走行の基礎知識
ドリフト走行を良く知らないまま、ドリフト走行に憧れていませんか? ここでは、ドリフト走行についての基礎知識を解説していきます。
ドリフト走行はグリップ走行の反対語
まず、ドリフト走行を知る前にグリップ走行を知る必要があります。車が前進するとき、タイヤは路面を捉えようとする力が働きます。これをグリップ力といいます。グリップ走行は、このグリップ力を活かして横に滑らないように走る基本的な走行法です。
ドリフト走行はわざと滑らせる
しかしグリップ力は、タイヤの回転で発生する摩擦で発生する力なのでタイヤが急に止まると失われてしまいます。
ドリフト走行は、このグリップ力の消失を逆に利用することでコーナー突入時の減速を最小限に抑えて、最速でコーナーを抜けるという技術なのです。
ドリフト走行とグリップ走行はどちらが上か
ドリフトの話をすると、必ずと言っていいほどグリップ走行とドリフト走行の優劣を争う話に発展することがあります。実際のところ、ドリフト走行もグリップ走行も優劣を付ける種類のテクニックではないからです。直線ではスピードに乗るためのグリップ走行、コーナーでは減速せずに突破するためのドリフト走行というのが正確でしょう。
ラジコンでドリフトするためには
では、ラジコン自動車でドリフトするためにはどのような方法があるのでしょうか?
グリップ力の弱いタイヤに変える
ラジコン自動車も、実車と同じく路面状況に応じてタイヤを変えることが出来ます。そして、ドリフト走行はグリップ力を失った状態で滑る車体を制御するテクニックです。なので、最初からグリップ力の弱いタイヤを使えばいいのです。
ドリフト用のタイヤは、基本的に塩化ビニルやポリエチレンなどの表面がつるつるした樹脂を使用して作るのが一般的です。このようなドリフト用タイヤはメーカーからも市販されています。
操作方法
では、ラジコン自動車でドリフトするにはどのように操作すればいいのでしょうか。
実車の場合、
「コーナーの入り口付近でサイドブレーキかブレーキペダルで急制動→フロントに荷重がかかって空転したら曲がりたい方向にステアリング(ハンドルを切る)→そのままだとリヤが流されて一回転するので逆方向にカウンターステアを当てる→カウンターを当てたらハンドルを戻しながらコーナーを抜ける」
という感じに操作するのですが、これをそのまま行えばいいのです。
ラジコンでどうドリフトするのか
しかし、ラジコンのプロポには「後退」はあっても「ブレーキ」は無いので、「スロットルを入れない」「一瞬だけ後退に入れる」という操作をブレーキの代わりにします。これによって、ドリフトに不可欠なフロントへの荷重を発生させることが出来るわけです。あとは、もう実車と同じように「曲がる方向→逆方向にカウンター」というステアリングをきめればあなたのマシンはドリフトしているはずです。
あとは練習、一にも二にも練習
さて、ここまで来るとドリフト走行の基礎は理解できているはずです。あとは実践、ではなく練習です。ドリフト走行は危険と隣り合わせのテクニックです。失敗すれば、横転やクラッシュが充分にありえるのです。その危険性は実車でもラジコンでも一緒です。操作が身につくまで、練習は欠かさないように心がけましょう。
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